こんにちは。

私は今 広島に来ています。
娘が中学に入る前に家族揃って旅行に行けるのもこの春休みが最後かなと思い、前から私が行きたかった広島を旅行先に選びました。

目的は子供と一緒に原爆ドームと資料館を見ることでした。
駅から路面電車に乗って原爆ドームに着きました。目の前に、ドキッとする存在感で現れた原爆ドーム。その姿はその存在を全体ではっきりと主張していました。

静かに強く訴えかけてきました。

資料館まではすぐだったのですが、原爆ドームの周りでは語り部さん達が原爆の悲惨さを話してくださいました。私は、資料館もとても心が動かされましたが、語り部さん達のお話は胸に突き刺さりました。
ただ、そのお話の内容はある意味政治的でもあるのでここに記す事は出来ませんが、もし原爆ドームに行く機会がありましたら是非語り部さんの話を聞いてください。

資料館を見る前に原爆の子の像でお祈りをしました。

ここには「これはぼくらの叫びです　これは私たちの祈りです　世界に平和をきずくための」と書かれています。
その後、慰霊碑で黙祷をしました。この地の下には何十万人もの魂が怒りや悲しみ、痛みで叫んでいるかのように思えました。

ここには「安らかにねむってください過ちは繰り返しませぬから」と書かれています。

そして、資料館の中を見学しました。娘は原爆資料館を見る事は怖いからととても嫌がっていましたが、入ったらしっかり資料の1つ1つを見ていました。
確かに資料館は惨たらしく、ショックを受ける写真や展示物がありますが、数年前から泣き出してしまう修学旅行生や子供達が多かったので展示資料の見直し等をして子供達にも見易いように変えたそうです。
それでも原爆が引き起こす悲しみ、苦しみ、凄惨さはここに来ないと分からないと思います。まだその苦しみや悲しみは続いています。

私達が今の平和を当たり前と思わず、自分達の子供、孫、子孫の為にこの平和を守らなければと強く思いました。